研究

名市大麻酔科の研究内容について

研究には特に力を入れていますので、その一端をご紹介いたします。ご興味を持っていただけましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。共同研究は大歓迎です。

私たちは、麻酔、集中治療、救急、ペインクリニックに携わっていることから、研究項目は多岐にわたっております。主には、中枢神経、痛み、呼吸、循環、敗血症、鎮静、栄養をテーマとして扱っています。これらのテーマにかかわらず、興味深いテーマにはどんどん挑んでいきたいと思っています。

教室の研究室は4つあります。それぞれ、「Aqua Station」、「Pain Research Lab」、「Respiratory and Circulation Lab」、「Nutrition Research Lab」と名づけて、愛着を持って各々が研究しています。

学内外の基礎研究室と連携し、様々な共同研究を進めています。

大学院への入学も教室として推奨しています。収入を保証しながら、研究を行う時間を十分に取れるよう配慮しています。いつでもご相談ください。

脳の研究~Aqua Station~

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脳に関する幅広いテーマを扱っています。

当初は水チャネル<アクアポリン>を研究していたため、Aqua Stationと名付けました。

痛みの研究~Pain Research Lab~

痛みの研究として、モデル動物を使用して、急性痛、炎症性疼痛、神経障害性疼痛などの発症機序に、どのように末梢神経、受容体が関与するのか検討しています。

呼吸・循環の研究~Respiratory and Circulation Lab~

呼吸に関する研究が盛んなトロント大学の麻酔科Fisher教授と行った共同研究を発展させた、ユニークなテーマの研究を行っています。

栄養の研究~Nutrition Research Lab~

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さまざまな抗炎症栄養素や抗酸化栄養素を含むimmunonutritionを使った基礎研究をおこない、臨床への応用を検討しています。

主な研究テーマについて

1.中枢神経

  • 水チャネル<アクアポリン>の脳における機能と脳浮腫
  • 脳損傷における神経幹細胞の機能と治療への応用
  • 血液脳関門の機能維持の機構
  • 脳損傷の重症評価のための血中マーカー探索
  • 脳損傷患者に対する栄養管理

2.痛み

  • 疼痛発症機序に対するカプサイシン受容体の関与と臨床への応用
  • 脊髄刺激電極の適応症例に関する検討

3.呼吸

  • 呼吸循環相関
  • 感染対策用酸素マスクの開発
  • 吸入酸素濃度の死腔への影響
  • 超高山における呼吸生理学
  • 低酸素による遺伝子発現変化の全身的検索
  • 人工呼吸性肺傷害とその予防

4.循環

  • バゾプレッシンの小児への応用と安全性の確立
  • ICUにおける短時間作用型β遮断薬の有効性に関する検討

5.敗血症

  • 敗血症に対する栄養療法の基礎的検討

6.鎮静

  • 急性離脱症候群の発症機序の解明
  • 鎮静の高次脳機能への影響
  • 鎮静の質と長期的高次脳機能予後

7.栄養

  • 新規免疫調整流動食の臨床応用
  • 脳保護効果を持つ経腸栄養剤の開発

8.危機管理

  • 中心静脈穿刺の安全に関する研究
  • 電子麻酔記録と業務改善に関する研究
  • 誤薬・誤投与防止のための薬剤シリンジラベルの改善に関する研究

共同研究者(50音順)

  • 浅井清文先生:名古屋市立大学大学院医学研究科分子神経生物学
  • 伊藤猛雄先生:名古屋市立大学大学院医学研究科薬理学
  • 澤本和延先生:名古屋市立大学大学院医学研究科再生医学
  • 山本直樹先生:北陸大学薬学部薬学科医療薬学
  • Dr. Brian Kavanagh: Department of Anesthesia, University of Toronto (Canada)
  • Dr. Joseph A Fisher: Department of Anesthesia, University of Toronto (Canada)